ドアも古くなるとドアクローザが経年劣化して油漏れしてきます。
ドアクローザは油圧によってドアの開閉スピードを調整していますので、油漏れが進行すると勢いよくバタンと閉まるようになってしまいます。
基本的に油漏れの修理は出来ず、交換するしかないようです。
バタン・バタンと閉まるドアを放置するとうるさいですし、指など体を挟まれてしまうかもしれませんので早めの交換がお勧めです。
ちなみに、業者さんに交換依頼すると工賃15000円ぐらい。部品代込みだと総額30,000円~40,000円が相場みたいです。お高いのでDIYで対応します。
機種名を確認して交換用ドアクローザを注文
数年前に実家の玄関ドアクローザを交換したことが有ります。
機種名を検索したら代替品が簡単に検索出来て購入・ボルトオンで交換出来ました。今回も【DIX15 NHN】で検索しました。ですが、DIX15すら出ずに。事務所のドアだし、古くてマイナーなのかな?
仕方ないのでいろいろ調べてみたらリョービ 取替用ドアクローザ パラレル型 S-202Pが使えそう。
【フリーアジャストブラケット】と【スライド取付板】で、取り付けネジ穴をそのまま使って交換出来るそうです。多分大丈夫でしょ。万が一取付け出来ない可能性は有りますが、自己責任で注文してみます。
ドアクローザにはパラレル型とスタンダード型が有ります。
- パラレル型は「ドアを押し開く側に取り付けるタイプ」(今回交換するタイプ)
- スタンダード型は「ドアを引き開く側に取り付けるタイプ」
- ドア幅・ドア重量でも機種選定が代わります。戸建て住宅などでドアが900mm以下45㎏以下ならS-202Pで対応可能みたいです。
無事に届きました。
説明書を確認して内容物に漏れがないか確認。問題なしです。
ドアクローザの取り外し
必要そうな工具などは、ドライバー・脚立・雑巾など
ドアクローザを取り外す時はドアを閉めた状態で作業します。ドアが開いた状態でアームとリンクを外した場合にはアームが勢いよく戻り危険です。また、本体の落下などにも十分注意してケガなどしない様に作業しましょう。
では、DIYのスタート!
アームとリンクを外し、本体もドアから取り外します。
次にブラケットを取り外して取り外しは完了。雑巾などで油や汚れを拭き取ります。
ブラケットの取り付け
元のブラケットはネジ穴が3つでしたが、取り付けるS-202Pは4つなのでネジ穴を1カ所増します。
付属のネジでブラケットの左・右・左側中央を留め、残った右中央は新しいネジ穴を開けます。
S-202Pにはドリルが無くても、付属しているドリルネジが有るので穴開けが出来て取り付けられますよ。
固定金具とスライド取付板の取り付け
取り外した本体が取り付けてあった左右のビス位置に固定金具を取り付けます。(左右2個所)
「左右2個所に固定金具を取り付けます(写真は右側のみ)」
左右に取り付けた固定金具にスライド取付板を取り付けます。
本体とアームの取り付け
本体をスライド取付板に取り付けます。左側は引っかけ、右側はビス留めします。
「本体右側をビス留め」
アームを本体にビスで取り付けます。
アームとリンクを接続し本体にキャップを取り付ける
本体に取り付けたアームにリンクをビスで取り付け接続します。リンクは回転させることにより長さの微調整も出来ます。
本体にキャップを取り付け(油漏れ対策かな?)
完成!
調整
「ドアを閉じた状態で、ストップネジを付属のスパナで再度きつく増し締め」
本体左側にある①~③の調整ネジは右に回すと遅くなり左に回すと早くなります。
- ①は第1速度区間調整ネジ
- ②は第2速度区間調整ネジ
- ③はラッチングアクション区間調整ネジ
DIY完成!結構簡単に取付が出来ました。
バタン・バタンと閉まる事が無くなり平穏になりましたよ。
コストは?
購入する時にポイントを使用していますので目安です。(2022.7月に購入、当時の購入価格です)
- リョービ 取替用ドアクローザ パラレル型 S-202P @5300(送料含む)
業者さんに交換依頼すると部品代込みで総額30,000円~40,000円が6000円弱でDIY出来ました。
交換、調整時間は写真を撮りつつ行いましたが1時間程度でした。
素晴らしい!