再び、DIYでポータブル電源を自作します!
前回は【LiTime 12V100Ah mini】を使い1280W蓄電・400W出力のポタ電をDIYしましたが、プリンターやケトルなどの大出力家電には使えません。
今回は大容量・大出力のポタ電をDIY作成しますよ(^^)/
前回自作のポタ電ブログは!⇒《【LiTime 12V100Ah mini】のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使い 1280Wポータブル電源をDIYで自作する》
電気は一歩間違えれば火事の元になります。勉強して自己責任でやりましょう。
1.バッテッリーの選定と使用テスト
バッテリーの種類はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで確定です。
ただし、インバーターは1500W以上の物にしたい。
なのでバッテリーは120A以上の放電が出来ないと1500W MAXでのインバーターでの使用は出来ません!(120A×12.8V=1536W)
100Aバッテリーがお安くなっているので、2個並列接続するのも手ですが、、配線でコストも手間もかかるので却下!
12V200A程度の蓄電で、200A放電対応のバッテリーを探します!
【LiTime 12V230AhPLUS】と【LiTime 12V200AhPLUS】のどちらかをゲットする事に!
夏のプライムデーで安くならずにまた今度か、、と思っていたら、なんと!
Amazonで【LiTime 12V230AhPLUS リン酸鉄リチウムイオンバッテリー】がクーポンの使用で7万円中盤で販売されていたので購入!
(なんかダブルポイントとやらで9.5%程度もポイントが貰えた!ですが、2025/1/1現在7万中盤程度-10%offクーポンの価格に!)
今なら6万円台で3kw近くのバッテリーが購入できるのか~😓
【LiTime 12V230AhPLUS 】
- サイズ・重量:483×170×240mm・20.5㎏
- サイクル:100%DOD,≥4000 times
- 電圧・容量:12.8V・230A(2944W)
- 最大継続出力電力・最大継続放電電流:2560W・200A
届いた【LiTime 12V230AhPLUS 】


付属は、端子ボルト・ワッシャー・絶縁ボルトキャップ、、LiTimeのシール😅


到着時の電圧は?13.15V!問題はなさそうです(・ω・)
【LiTime 12V230AhPLUS 】にケーブルとアンダーソンコネクターを取付て、


【RENOGY MPPTチャージコントローラーROVER LI 40A】と接続、充電なども問題なく出来ました!
2.インバーターの選定と使用テスト
1500W出力以上のインバーターはどうしようか?
国内メーカーの物はお高いです💦けど安心して使える物が良いよね~
あと出来るだけ重くない方がいいかな!
3年半程、かなり使用していても問題無く稼働している【大橋産業 正弦波インバーター400W No1787】は自分的には実績が有るので、信頼できる会社の製品です!
そして、2024秋ごろに購入したのは、、こちら!
【大橋産業 正弦波インバーター1500W No2815】を購入しました!
【大橋産業 正弦波インバーター1500W No2815】
- サイズ・重量:300×230×110mm・2.9㎏
- 出力電圧・定格出力:AC100V・1500W:USB出力は無し
- 出力周波数・出力波形:50Hz/60Hz(切り替えスイッチ付)・正弦波
- 入力電圧:DC12V 動作範囲:11~15V
- 電源入力ケーブル:850mm(8㎜端子付き)
- ヒューズ:40A×5(本体に内蔵)
届いた【大橋産業 正弦波インバーター1500W No2815】
外装無しの商品パッケージで送られてきました(Amazon販売ページには記載有)


最初に、出力周波数を50Hzに切り替え(関東なので、)


インバーターとバッテリーをケーブルで接続!


電源スイッチをONしてコンセントを接続、問題なく使えました!
が、ファンが良い勢いで稼働💧
少し心配で大橋産業さんに確認した所
【冷却ファン作動条件:低負荷時 約50W(入力5A以上)にて前面パネルの冷却ファンが作動いたします。】
との事でした。少しうるさいが、まぁ仕方ないですね(-“-)
ちなみに製品の実際の出力電圧は、
外国製品のレビューなどでは110V位の出力が有ったとのコメントも有るので、一安心!
ちなみに、無負荷での使用電流は?


電源ONの時(瞬間)は少し多めに電気をくいました💧
3.購入を検討した他のインバーター
【大橋産業 正弦波インバーター1500W No2815】を購入しましたが、他に購入を検討したインバーターは?
【RENOGY純正弦波インバーター 12V 2000W RIV1220P2-10S-JP】
- サイズ・重量:433×228×92mm・4.8㎏
- 出力電圧・定格出力:AC100V(±10%)・2000W:USB‐A出力ポート有
- 出力周波数・出力波形:50Hz/60Hz(切り替えスイッチ付)・正弦波
- 入力電圧:DC12V 動作範囲:10.5~16V
- 電源入力ケーブル:910mm
- ヒューズ:付属無し(別途購入で250Aを推奨している)
2000W出力は魅力的ですし購入者さんのレビューも良かったのですが、、重いので購入しませんでした。
【LiTime 純正弦波インバーター12V 2000W L12V2KW-Z-JP】
- サイズ・重量:354×188×100mm・約4.1㎏
- 出力電圧・定格出力:AC100V(±10%)・2000W:USB‐A・USB-C出力ポート有
- 出力周波数・出力波形:50Hz/60Hz(切り替えスイッチ付)・正弦波
- 入力電圧:DC12V 動作範囲:10.5~16V
- 電源入力ケーブル:500mm
- ヒューズ:付属無し(別途購入で取付を推奨している)
購入検討時は旧品で周波数が60Hz固定だったので購入を断念!
少し重いけど、お値段が割安で仕様も考えると、、今なら購入してもいいかも(*‘ω‘ *)?
4.今回のポタ電作成に必要な部材は?あと、使う工具は何?
作るポタ電のイメージは?
大容量・大出力のポタ電!重そうなので台車(足つき)で可能な限り軽く!(軽くしたいので今回は収納のBOX・ケースは無し!)
なので必要そうな部材は、
- 3000Wh級大容量リン酸鉄リチウムイオンBT(購入済み)
- 1500W出力以上のインバーター(購入済み)
- 平台車
- バッテリーホールドダウンマウントブラケットSET(⇒使えず、、⇒ラッシングベルトに変更)
- アクリル板(⇒取付が大変そうなので、、⇒アルミ角パイプ15×15mmに変更)
- 電圧計 (バッテリー残量表示あり+USB出力あり)
- PCケース用ファン・ファンフィルター
- ヒューズBOXホルダー・ヒューズ
- スイッチ・スイッチパネル
- 圧着端子・熱収縮チューブ
- ボルト・ワッシャー・ナットなど
部材はネットやホームセンターで調達します!


今回使う工具は?
- ドリル
- 金切鋸・ヤスリ・紙ヤスリ
- 半田コテ
- 圧着工具・ニッパー・カッター
- レンチ・ドライバー・など
5.ポタ電を作ります(^^)/(ベースの作成)
購入した台車!
まずは台車に乗せて現物で確認します!


バッテリーの固定に使うつもりで購入したバッテリーホールドダウンマウントブラケット。
バッテリーをガッチリ固定できると思って購入したのですが、、フックが短くて使えず💧
どうしようかな?取り敢えず検討しつつ作業を進めます、、
また、アクリル板にインバーターを固定、台車にガッチリ固定しようと思っていたのですが、、取付が難しそうなので断念💦
アクリル板にインバーターと付属機器の固定って見た目格好良さそうだと思いませんか?けど絶対難しそう、、無理~😅諦めました💦
結局は台車にアルミ角パイプを付けて土台にしてインバーターを乗せて、バッテリーを含めてベルトで固定する事にしました!
アルミ角パイプと台車に穴開けをします。


購入した六角キャップボルトでアルミ角パイプを固定!


台車下側はタイヤに干渉しない様にナットで固定。
インバーターを仮置き。


いい感じになってきました(*´ω`*)
ちなみにインバーターの足にはゴムシートを貼りました。
バッテッリーへのキズ・インバーターのガタツキの防止です!

バッテッリーとインバーターの固定には?
ラッシングベルト1.5mアーミーグリーンで固定!


ほぼ運用出来る状態になりました(^^)/
6.電圧計などの周辺機器を取付
インバーターの入力側の方に電圧計・ファン+スイッチ・ヒューズホルダー・100V延長コードタップを取り付けたいと思います。
※ファンは熱い時期のインバーター冷却用として付ける事にしました
当初アクリル板に取り付けるつもりだったので、、どんな部材を使うかな~?
ダイソーさんで使えそうな物を物色!
A4バインダーボックスを使う事にしました!!


コーナンプロさんでバラ売りの端子も購入!
取付のイメージは?


ドリル+ニッバー+カッター+紙ヤスリを使いA4バインダーボックスに取付穴などを開けました。
残ってしまったマジックのマーキングはジッポオイルで落とします!!!
ジッポオイルは接着海苔なども落とせるし、攻撃性も強くは無いので重宝しています(^_^)/(個人的な感想)


ヒューズは2個しか使わないけど、、余っているヒューズBOXを使いたい!
4個のBOXだけどバラしたらカットしても問題なさそう(自己責任💦)
( ↑ ヒューズも付いているのでお手頃価格!)


A4バインダーボックスに電圧計・ファン+スイッチ・ヒューズホルダーを取付けます!


台車にはボルトを使って固定しました!

インバーターの入力側に周辺機器の配線を接続!して取付完了(^^)/
取付けた周辺機器は?
購入した電圧計のUSB-C端子有りの物は在庫が無いみたいです(2025/1/5現在・上記はUSB-A端子の物)
7.電圧計の設定
電圧計には使用電池別の設定が有るので設定します(電圧計には影響せず、蓄電量のみに影響すると思われる)
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー用(4セル・12V用)に設定をします。
- 裏側のボタンを長押し(約2秒)設定ページに入る
- 裏側のボタンを数回押し【F】のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー用に設定。(Pは鉛蓄電池・Lは三元リチウムイオン電池に対応)
- 裏側ボタンを押し【F-04】の「12Vタイプ・4セル」に設定。2秒長押しして保存(鉛=12V=P12・リチウム=3.7V=L04・リン酸鉄=3.2V):(リン酸鉄は1セル3.2Vなので×4=12.8V)


バッテリー電圧を測ったら電圧計との誤差は無しでした!
ほぼ満充電になると、、
8.完成した自作ポタ電
ラッシングベルトでバッテリー&インバーターをちゃんと固定した自作ポタ電は!


インバーターの入力側の方にもAC100Vコンセントを設置!


重いのですが、台車付きなのでゴロゴロと引っ張っての移動も出来ます!
バッテリー自体にも持ち手が付いているので、持ち上げての移動も可能!


バッテリー本体20.5㎏+インバーター2.9㎏も有るので、、、

結構重かった💦
9.今回の自作ポタ電作成のコストは?
コスト計算しました。(購入当時の価格です)
- LiTime 12V230Ah Plus リン酸鉄リチウムイオンバッテリー@75599
- BAL 正弦波インバーター 1500W No.2815@34340
- ゴムシート@982
- [山善] 台車@1520
- アルミ角パイプ@1036
- ボルト・ナットセット@1782
- ラッシングベルト@1150
- A4バインダーボックス(ダイソー)@110
- 電圧計@1259
- ファン@1061
- ファンフィルター@388
- スイッチ@405
- ヒューズBOX@1069
- コード付コンセントタップ@1012
- 電源ケーブル@950
- アンダーソンタイプコネクター@1199
- アクリル板@2380(使えなかった部材)
- バッテリーマウントブラケット@2280(使えなかった部材)
今回の自作ポタ電のコストは¥123862(使えなかった部材を含めると¥128522)でした。
今回DIYしたポタ電自体には充電の機能は有りません!
私の場合、充電は太陽光パネルでの充電で使用するMPPTチャージコントローラーを使用するので別途のコストの心配は有りません!
100V20Aの充電器や太陽光パネルの充電で使用するMPPTチャージコントローラーを新規で取り付けるので有れば約@15000程度が別途にかかってしまいます。
ですが、、約2KWh級のポタ電と同等の性能・重量・金額程度で3KWh級ポタ電をDIYで作れました!

2944Whの蓄電!1500W出力の自作ポタ電は十分に高性能!
タイヤも付いてますし、重いけど移動も少しは楽!
自作ポタ電、今回も自慢できる製品をDIY出来ました(^^)/