リアルレザーの製品を使い込んでると、体などが触れるファスナー付近や袖口・角などが擦れて色剥げして見栄えが悪くなりますよね。
今回はお気に入りで普段出かける時に使っている『マニファクチャーさんの【BROSKI AND SUPPLY】ショルダーバッグRIMを』をDIYでキレイに修理します。
防水牛革の製品ですがお手入れをせずに約6年毎日のように使っているとくたびれてきますね。
修理には、サフィールの【レノベイティングカラー補修チューブ】を使います。
アマゾンで購入しました。
カラーバリエーションは約47色とうすめ剤が有るみたいです。
商品説明には
- 他の色と混ぜ合わせての色調整も可能
- 乾けばベタつきや色移りがない
- 乾燥後の屈曲耐性も優れており、割れにくくはがれにくい
と記載もあります。
注意として
- シボ革や型押し革などの凹凸のある革は凹凸がなくなり自然な風合いに仕上がらない場合がある
- スエード等の起毛革、エナメル、ハチュウ類革等には使用できない
- シミや色むらになる可能性もあるので目立たない所で試してから使用する
DIYは全て自己責任で安全に楽しみましょう!
ちなみに皮革に着色する材料は【染料】と【顔料】が有ります。
- 【染料】は革を染めて色を付けます
- 【顔料】は革の表面に色を乗せて色を付けます(簡単に言うとペンキ塗りと同様)
今回使う【レノベイティングカラー補修チューブ】は顔料系着色剤です。
ではDIYスタート!
まずは汚れ落とし。革製品なので通常はリムーバーや クリーニングローションを使いますが、手抜きで「水拭き」にしました。
まずは前面から!綿棒を使いキズ部分を着色。
これだけでもキズが目立たなくなりました。
前面のファスナー回りの色剝げが酷いのでこちらも綿棒で塗り込み。
剥げている横面ももれなく塗ります。
全体的に傷んでいるので全体にも着色クリームを塗ります。色剝げを塗ったパーツごとに薄く塗っていきます。
ワイプオールに着色補修クリーム少量と霧吹きで水も吹き付けBAGに塗ります。
クリームを水で薄めて塗っているので元の風合いをあまり損ねずに仕上げられると思います。(希望ですがきっと上手くいくはず!)
BAGの上面は色剥げが酷いので丁寧に着色します。
色剝げが酷い所は薄めずにクリームを直塗り。
上面全体はクリーム少量と水少な目で塗りました。
上面の片側1回目の塗り終わり。
上面の奥側も同じ作業をします。
上面は状態が酷かったので3回塗りしました。2回目、3回目で水の量を増やしていって塗りました。
ショルダー付け部分と底部分も同様な作業しました。
ショルダーと底部分も状態が酷かったので結局は3回塗りです。
補色修理は完了!
数日放置し乾かします。(商品説明では「一晩程度乾かすと色移りしにくくなります。」と記載が有ります)
保革用クリームと防水スプレーを使い仕上げますね。
【リッチデリケートクリーム アボカドオイル】が個人的には超お勧めです!
革への高い浸透性が有りサラサラでベタつきなどを感じません。靴の内側やベルト・財布・手袋・レザージャケットなどで使っています。
ブラシを使いアボカドオイルを塗り込みます。浸透は早いですよ。
浸透しますが拭き取りみがきもします。
最後に防水スプレーで仕上げです。
防水スプレーは屋外で使い、吸い込まない様に気を付けて作業。
思った以上にキレイに仕上がりましたよ。
DIYで手間は掛かりましたが見た目は大事ですから大満足(^^)/