今回は【リョクエン・アイソレーター】を自宅のバッテリーの【ACデルコ Voyager M31MF】と【リン酸鉄リチウムイオンバッテリー LiTime 12V100Ah mini】に取付てふたつのバッテッリーに充電が出来るようにします!
現状の13時頃の発電は、(2024/6末頃)
蓄電能力が有れば、200Wパネルは3倍以上の発電が出来るはずです!
アイソレーターとは?
- 走行充電器(自動車のバッテリー充電で余った電気をサブバッテリーに充電する為の機器)
- メインバッテリーとサブバッテリーに接続(アイソレーター内部でバッテッリーは並列接続状態になる)
- 電圧の高いメインバッテリーから電圧の低いサブバッテリーに電力を供給(※サブバッテッリーの方が電圧が高いと電力供給は出来ない)
- 価格は高いが、昇圧回路有りだとバッテッリーの電圧差が少なくても充電が出来る機器も有る
アイソレーターは、通常キャンピングカーなどの車両に取付て使用する物です。
ですが今回、太陽光発電の蓄電で取付けてみます!
使えそうだと思ったのですが、、(*´ω`*) 上手くいくのかなぁ~?
電気は一歩間違えれば火事の元になります。勉強して自己責任でやりましょう。
簡易な設計図を書き、必要な部材を揃えていきます。
1.部材の調達と必要そうな工具
必要そうな部材は、
- アイソレーター
- KIVケーブル(8sq 定格電圧:600V 許容電流:61A)
- アンダーソンコネクター(定格電圧:600V 定格電流:120A)
- ANLヒューズホルダー・ANLヒューズ
- バッテリーカットスイッチ
- PCケース用ファン・ファンフィルター
- サーモスタット デジタル温度コントローラー
- スイッチ・スイッチパネル
- 圧着端子・絶縁端子キャップ・熱収縮チューブ
- 取付板・ビスなど
部材はネットやホームセンターで調達します!
今回使う工具は?
- ドリル
- 金切鋸・ヤスリ
- 半田コテ
- 圧着工具・ニッパー・カッター
- レンチ・ドライバー・など
2.【リョクエン・アイソレーター】の寸法などの仕様&到着したアイソレーター
1.寸法/重量:147x110x41mm /約 0.6㎏
2.取り付け穴:22×4mm /2ヶ所の取り付け穴が有り
3.出力電流:150A(最大電流300A・10秒)
4.無負荷電流:15mA以下
5.適用電圧:DC12V/24V対応
6.適用バッテッリー:鉛・リチウムイオン
※販売ページを参照しました
7.昇圧回路:なし
届いたアイソレーター。
日本語の説明書は付属して無かった💧
メールで問い合わせをして、日本語説明書をいただきました。
配線図にはヒューズの表記が無いのでついでに質問!
日本語配線図にはヒューズの表記が有りましたが、、【200Aヒューズ推奨・接続ケーブルが短ければ不要との回答】がありました。
3.低電圧遮断スイッチの撤去と取付板の準備
接続するケーブルを長くしたくないのでDIYした棚の足に取付けます!
現在取付けてある低電圧遮断スイッチなどを撤去。
板材をカットしてヤスリ掛け&ニス塗り。
4.板材にアイソレーター・部材を取付
板材に部材を仮置き!
スペースが無いので今回もヒューズとスイッチを直結💦(自己責任!)
アイソレーターは150Aの出力だけど、、パネルの発電は20Aも無いはずなので60Aヒューズにしてみました。問題が有ったらアンペア数を上げたものに交換します。
板材に取付穴を開けま~す
アイソレーターがどれくらい熱を持つのか分からないのでヒートシンクを付け、板材との間に隙間をもうけました!
部材を取付ます。
5.ケーブルを取付
【LiTime 12V100Ah mini】と【リョクエン・アイソレーター】にケーブルを取付ます!
ケーブルは許容電流61A。単線でも問題なさそうですが、、Wにして配線します。
まずは、【LiTime 12V100Ah mini】にアンダーソンコネクターと共に!
ケーブルには圧着端子と絶縁端子キャップも取付て、
【LiTime 12V100Ah mini】に接続
【リョクエン・アイソレーター】にもケーブルを取付ます!
アッセンブリー完了(‘◇’)ゞ
6.DIY棚に取付・ファンを移設
DIY棚に設置!
【ACデルコ Voyager M31MF】にもケーブルを接続します!
【ACデルコ Voyager M31MF】のバッテリーBOXに設置していたファンをアイソレーターとインバーターの間に移設しました。
ファンにはファンフィルターを取付て接触しない様にしました。
熱を持っても安心(*´ω`*)
DIY完了!(^^)/
7.運用したら?
アイソレーターの表示は?
メインバッテリーの電圧誤差は約0.3Vありました。(まぁ誤差程度かな?)
サブバッテッリーの電圧はほぼ誤差無し!
予想通りで、サブバッテリーに流れる電流はパネルの発電量程度。
ただ電圧差が有ると一瞬ですが少し大きい電流が流れますね!
アイソレーター自体はほとんど熱も持たずでした。
まぁ、設置は成功(^^)/
季節にもよりますが、2~3日でサブバッテリーに90%程度の充電は出来るようです(*’▽’)
ただ、、、昇圧回路が無いので発電量が落ちるとメインバッテリーに少し電力がもっていかれている気がするのが残念💦
8.少し改良
リョクエン代理店さんに確認した所、アイソレーター本体での電源OFFは出来ないそうです💧
なので、
アイソレーターの出力側にもバッテリーカットスイッチを取付、ACCにも低電圧カットオフスイッチを取付けます。
アイソレーター入出力側にスイッチを付けた事により待機電流をカット。
ACCに切替スイッチと低電圧カットオフスイッチも取付。
エルパの収納ケースに低電圧カットオフスイッチを入れDIY棚に取付。
ACCのスイッチはON・OFF・低電圧カットオフスイッチのONに切替が出来ます。
低電圧カットオフスイッチの設定は?
メインバッテリー:13.3VでOFF 14.7VでON
に設定しました!
これは完全に自己満足でコスパは良くない気がします😅
が、気持ちの問題!
今回のDIYでふたつのバッテッリーに充電が出来る様になりました!
DIY大成功(^o^)丿